ムンテラとICインフォームドコンセントという言葉は、
似たような言葉ですが、昔はICという言葉は使われていませんでした。
そして今はICの方が主流で、ムンテラという言葉を禁止する病院もあるようです。
ところが、
あまりに当たり前に利用しているので
「なんでIC?」
と聞かれると詰まることも…
知っていて損はないので
その違いについて調査結果を紹介します!
看護師のムンテラ/ICの違いの看護師の認識
まず看護師は実際にどう思っているのか調査しました。
ムンテラは口頭説明、インフォームドコンセントの説明同意も必要。
ムンテラは病状説明、ICは説明と同意を取る。例えば手術の同意など。。と思って使い分けてます😂
一方的な説明か、説明と同意があるか?!
ムンテラはほぼ一方的に病状の説明をする、ICは治療における了承を取るための説明質疑応答。
私も曖昧ですがムンテラは病状説明で一方的、インフォームドコンセントは説明と同意
ムンテラは説明、ICは説明と同意。患者参加型な感じがする。
基本的には同じニュアンスですが、同意書を取る場合などはカルテにICを使っていました。
ムンテラは医療者が一方的に説明することだとついこないだ授業で聞きました!!
ドイツ語かそうじゃないかと思っていました
ムンテラとインフォームドコンセントの違い
ムンテラとインフォームドコンセントの違いです。
「医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない」
ー医療法第1条の4第2項ー
とあり「しっかり説明した方がいい」という前提と
実際に説明して同意をもらわないと「訴訟リスクが高まる」という点でインフォームドコンセントという言葉を使うようになりました。
ムンテラという言葉を使っていけないというのも
後々トラブルが起こり「説明しました」「説明されていません」という話になった時に
「ムンテラという言葉を使っていました!」
とならないように念には念を入れるよう、
そうなったようです👨⚕️
ただ、賛否両論あるようです…
この2つは欧米では”Patient Education”
と言われることも多く、どちらかというとムンテラにニュアンスが近いようです。
というのも、ICに則り患者へ説明したところで
「よく分からないので先生にお任せします👵」
みたいになることも少なくなく、
ICって半分くらいは訴訟リスクをなくすための
手続きとなっていると。。
ムンテラの患者を説得する/納得してもらうというというのは、患者の気持ちを汲み取るというニュアンスもあり、ICにその要素が少ないと感じる
医師もいるそうです。
まとめ
基本的にはインフォームドコンセントを使っていれば間違えはないですが、
形式的にならず使えるとなおいい!