看護師の仕事は激務だしなかなか辛い、、そう思うのはあなただけではありません。
2018年度に大学病院へ新卒で入っても1年後には1/4はもう残っていません。
1年目でやめたくなるのは当然です。
では、日勤のみで夜勤もないクリニックで看護師が働くと給料はいくらになるのでしょうか？
求人サイトを見ていても幅があり、よくわからない。そんな方に看護師がこのくらいの給与で入ったら1年後の年収はこうなります、というのをお伝えします。
クリニック勤務の具体例
ここでいうクリニックとは、以下のクリニックなどを言います。
- 美容クリニック（美容外科・美容皮膚科・AGAクリニック）
- 診療所（皮膚科・眼科・内科・整形外科・小児科）
- 内視鏡クリニック
- 不妊治療クリニック
- メンタルクリニック（心療内科・精神科）
- 透析クリニック
まず、最初に言っておくのはそれぞれのクリニックでかなり実際の年収に差があるのでここでは見方と、実際の求人を統計化した数字をお伝えできればと思います。
転職サイトで実際に募集されている年収の統計値
東京の場合
皮膚クリニック：28.5万円~36.2万円/月（年収：462万円）
美容クリニック：33.8~42.6万円/月（年収：578万円）
透析クリニック：24万円~30万円/月（年収：341万円）
(産)婦人科・不妊クリニック：23.8 万円~29万円（357.7万円）
という感じです。傾向としては、美容クリニックが高く、皮膚科なども美容系の治療をしているところは高くなります。逆に、有床だったり、かなりニッチな睡眠クリニックなどは年収が低くなる傾向があります。
名古屋、大阪、福岡、仙台などの主要部ではそれぞれ同じようなクリニックがありますが、地方の場合はクリニックの看護師求人は病棟勤務などに比べ少ないです。
看護師がクリニック勤務した場合1年後の年収はどうなっているか
看護師がクリニックへ勤務した場合の一年後の年収は最初に提示されているものから、月0.5~3万円の幅で上昇していると考えてください。
看護師の給料の上昇は現状の年収から比率で上がっていくことが多いです。そのため、最初の給与が高いと上昇幅も高くなります。
そして最終的には、求人へ記載されている年収（例：28万円~35万円）の右の部分（この場合は35万円）の+3万円程度が上限です。
逆にいうとスタートはこの場合28万円~29万円、どちらにしろ30万円以下からだと思いましょう。
病棟勤務からクリニックへ転職するときに見なくてはいけないお金のワナ
年収だけ見て、「上がった！」と喜ぶ看護師が多いですが、いざ生活してみると、全然お金が余らないというケースをよく見ます。
その理由は、「看護師寮」です。
大学病院、総合病院などの多くには看護師寮が設置されており、無料~2万円/月で利用できますが、クリニックの場合はケースバイケースです。
看護師は日本の職種の中で一番寮の提供が多い仕事です。そのため、求人などを見て「家賃手当」「住宅補助」などの言葉をみると7~10万円出してくれると勘違いされている方もいますが、実際は2~4万円がほとんどです。そのような細かいところに実はからくりがあるため、紹介会社へ希望年収を伝える際や病院の面接時に確認するときなども必ず「現在の年収は〇〇○万円ですが、寮がありますので、希望年収は〇〇○万円+(寮相場×12ヶ月)です」としっかり伝えましょう。
例えば、年収420万円+寮を自分で借りると8万円の場合は、
「年収は420万円ですが、寮があるのでクリニックに寮がない場合、年間96万円を足した516万円を最低希望にしたいです。また光熱費なども病院負担のため、月々8000円を足して9.6万円を足した525万円程度から考えたいです」
と伝える必要があるでしょう。このときに、言いづらいからという理由で希望年収を言わなかったり、寮を確認しなかったり妥協された方は、職場はいいのに結局モヤモヤして転職を繰りかえし、一度年収が下がっているので次は上げづらいという状況に陥っている方も多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
希望年収を紹介会社やクリニックへしっかり伝えること忘れずに今見ている年収の相場を立ててみましょう。
もし、具体的にこのクリニックの相場を知りたい！などがあれば、ぜひLINEで相談いただければ、チャットで簡単にお答えします。
